あやまって

上の子が1年生になった頃だろうか、こんなこと聞かれた。

「どうしてあやまって池に落ちたのかなあ?どうして?」

「え?何?どこか変?」テレビでは誤って池に落ちて重傷を負ったというニュースが流れていた。

「だってごめんなさいして池に落ちちゃったんでしょ、池に落ちなかったらよかったのに!」

上の子の聞きたいのは、どうして謝ってから池に落ちたのかって言う事だったらしい。

子供のあやまっては「謝って」なのだ、「誤って」では無かった、というかまだそんな意味があることを知らなかったのだ。

とんでもない所に疑問を感じたもんだと思ってちょっと驚く。

だから、そこから説明しないといけない。

「あやまってて言い方には二つの意味があるんだよ。ごめんなさいと間違えて。テレビのあやまっては間違えてってことなの。」

「え?どうして?謝ってはごめんなさいでしょ!」

難しい・・・。

 

そしてある時はこんなこと聞く。

「大人の人ってどうしてもっとお金出すの?いっぱい出したのに?」

これはたとえばレジで920円ですと言われたときに、大人は千円札を出してお金は足りているはずのにその上20円も出すって事らしい。

子供ってよく見てるなって思うのと同時になんて説明するか悩んだ。

結局言葉では無理なので実際にお財布を持ってきてお金のやり取りをして説明した。

お釣りなの、小銭が増えちゃうからなんだよと教えたら上の子はすぐにピンと来たらしく小さいのにミョーに納得していた。

 

子供って本当に面白い。