元気な明雄さん

日曜日は夕方6時からBSで八重の桜を見て、7時から鉄腕ダッシュを見る。

八重の桜は最終回だったけれど、鉄腕ダッシュはダッシュ島と福島で作った新米男前の収穫の話題となっていた。

 

今でも福島県産の農産物を食べられないと言う人はいる。

それは半分間違っている。

あの日放射能は降ったのだ、水を土を汚くして野山に積もったのだ。

どんなに除染しても放射能が降った前には戻らない、それは間違いのない事実なのだ。

けれど、今もそこから収穫する農産物が食べられない程に汚れているのかといえばそうでは無い。

でもそれでも食べることに躊躇する人が沢山いるのは仕方のない事だ。

テレビの影響力は大きい、食べられるんだよと発信してもらえるのならそれに越したことはないと思っている。

 

それにしても明雄さんが元気、もう84歳なのにTOKIOと色々な所に出掛けている。

明雄さんの暮らしていた浪江町津島集落は福島県内でもホットスポットになっていてとっても放射能が高い地区だ。

だからTOKIOがダッシュ村に入る時に防護服が必要なのだ。

放射能が降った時浪江や津島集落の人たちはそのことを知らなかった。

みんな外で働いて海沿いの地区から避難してきた人たちを受け入れていたのだ。

たぶん多くの人が放射能を浴びてしまったはず、明雄さんも。

それなのにとっても元気なのだ。

うわさやたぶんそうなるだろうと言う情報より、テレビで見る元気な明雄さんの姿が私を勇気づける。

 

明雄さんや津島の人たちは我が家に帰りたいだろうなあ。

でもみんな知っていると思う、自分たちが生きているうちに家には帰れない事を。

それぐらい津島集落は放射能が高い地区なのだ。