春韮のお鍋

東京は朝から風が強くて寒い。

晴れているから布団干しをしたいけれど、この強風では無理だった。

それにしても寒い。

 

3月の声を聞くとそろそろお鍋は終わりだ。

寒くてもサラダなんかの春のご飯が食べたくなる。

春胡瓜も美味しし、ワカメとかの海草も春の物は美味しい。

それに引き替え白菜の味が落ちて来るからどうしてもお鍋は食べなくなるのだ。

ところが毎日はちっとも気温が上がらなくて、こんなに寒いとやっぱりお鍋が食べたくなる。

地下鉄の駅から社宅まで歩いて帰ってくるおとうさんもきっとあんまり寒くて凍えて来る事だろう。

 

今日の夕ご飯は春の韮が美味しそうだったから、もやしと韮でお鍋を食べよう。

4分の1残っているキャベツも入れてキムチ鍋にしようかな。

春の足音はまだ遠いそんな1日だった。