我が家へ

高速バスで我が家へ帰ってきた。

2ヶ月前引っ越したばかりなのに、随分と時間が経ったような気がする。

バスを降りると、あそこにあった何かが無くなったような気がする。なんだっけ?考えても思い出せない。

暫くして、気が付いた。なにも無かったことに。

空が広すぎるのだ。東京は首が痛くなるほど見上げなければ空はない。でもバスを降りると、目の前に広い青空があった。

心なしか、車ものんびり走っているような気がする。低い家が続く田舎を眺めて、やっぱり人は土の上に暮らさねば、と思ってしまった。

ただ、暫くぶりの我が家は薄汚れていた。住んでいた時には気付かなかった汚れが目につく。今度帰ったら、大掃除が待っているな。

草も伸びていた。空き家にするから、草は仕方ないと思っていたが、、思いのほか伸びていた。大物は抜いてきたが、今度帰るときにはもっと茂っていることだろう。

今回は、おとうさんの出張に合わせ1泊の帰宅だったけど、次回は1週間ぐらい帰らないとどうにもならないかな。

ご近所さんにも、もっとゆっくりしていきなよと、声を掛けられてしまったから。