いなごの悲劇
昨日のネットニュースに昆虫を食べようという記事があった。
昆虫というと虫だからそれは無理と考える若い人は多いだろうけれど、ちょっと前まではかなりポピュラーに食べていた。
日本で代表的に食べていたのはいなご。勿論食べた事がある。
子供の頃は家でいなごの佃煮を作っていたから美味しく食べやすいように足を取ったり羽を取ったりお手伝いまでしていた。
最近は殆ど食べないけれど、まじまじと姿を見なければ、小魚の佃煮みたいで美味しい。
50歳より上の人は食べた事があるんじゃないだろうか。
でも今の子供たちにこれを食べさせるのは大変だよね。
我が家の近所に住む友達はこれで失敗をしたことがあるらしい。
友達の子供さんが幼稚園だった時、その子はいなごが好きだったからお弁当に入れてあげたというのだ。
お弁当の蓋を開けたら、いなごがこんにちは!状態。
たまたまこれを隣の席の子が見ていた。
その子は悪気はないし、もちろんいじめようとも思っていない。
でも大きな声で言っちゃった、
「先生大変!!!〇〇君のお弁当に虫が入っています!!!」教室中は大騒ぎ。
「本当だ、虫が入っている!虫が入っている!」
いなご入りのお弁当を見るために子供たちがみんな集まってとてもお弁当を食べられる状態では無くて、その日はそのままお弁当を食べずに蓋を閉め家に帰ったそう。
先生からのその日のお手紙で給食の時間の様子が分かり、友達の子も明日からは絶対にいなごをお弁当に入れないでねとおかあさんにお願いして、とんだ失敗談になってしまっていた。
それはまだ20年ぐらい前の話、幼稚園のお友達はその子以外いなごを見たことが無かったんだね。
それだもの今の子供たちは、尚更いなごなんか知らないよね。
まあ知らないでお弁当にいなごが入っていたらびっくりするかもしれないけど、粉にしてふりかけになっていたら大丈夫かも。
見た目のインパクト大きいからね。