伊雑宮(いざわのみや)
伊勢神宮は外宮と内宮とその他の別宮125社(やしろ)から出来ている神社の総称だ。
今回伊勢神宮に詣でることになって初めて知った。30年前にも来ているのに。
その別宮の一つが伊雑宮。
たまたま賢島に泊まることになってそこから伊勢まで来る途中にその宮があることが分かり寄ることにしたのだ。
伊雑宮の由来は色々あるようだけれど、その一つに元々の伊勢神宮はここだったという説があるようなのだ。
本当の所は分からないけれど二千年の遠い昔から続く時間を、今感じられたでけでも良かった。
伊雑宮でも式年遷宮が行われている。
隣の空き地が次の遷宮で新しいお社が建つところ。
今あるお社も小さいけれど屋根の上の鰹木が朝日に輝いて神々しい。
そしてお社の森に茂る巨木たち。
日光や比叡山に広がる森は檜のような針葉樹が多い、けれどこの森の大きな木は常緑広葉樹だった。
人が手を加えていない、そんな感じのする森。
ここにずっとずーっと昔からいるんだよ、そんなことを教えてくれる森。
日本にいる八百万(やおよろず)の神々をひしひしと感じられたところ。
朝早かったからか観光コースから外れているせいか人影もまばら。
でもこの森がこの伊勢神宮参拝で1番印象に残っているところとなった。