子供が生まれたら・・・

昨日の夜遅く帰ったおとうさんの晩酌につきあい、いつもは見ていない梅ちゃん先生を見た。

感動の出産シーンだった。

もう眠かった為なんとなく見ていたんだけど、そうしたら上の子を生んだ時のことを思い出した。

初めてのお産だった為よく覚えている。

20歳で結婚したけれどなかなか子供に恵まれず、ようやく出来た子供だった。

お産自体は軽かったし、それは良かったんだけどねえ。

今みたいに立会出産はポピュラーじゃ無かったし、おとうさんは仕事があったため病院にも居なかったの。

だから初めて面会に来た時には、感動のシーンを思い浮かべちゃったわけ。

おめでとうかな、いやお疲れ様、有難うかな、それぐらい言うよね。

ところが期待の第1声は「いつ帰って来るの!」だった。

おいおいそれは無いだろ、おめでとうも有難うも何にもなし、その上「ご飯食べるの大変なんだから。」ときた。

大きな花束もプレゼントも要らないよ、だけど・・・ねぇ。そんなもんなの。

 

あれから26年、その子は嫁いでゆきました。